Written by 長島遼大
今回販売したコラボビールは、お互いを尊敬し合っている、南雲 信希さんと長岡親一郎さん(えんちゃん)の関係性を表すような味だったと僕は思う。
えんちゃんが育てたハーブの香りが身体の中に広がって、すっと抜けていく。この味はずっとえんちゃんの野菜を調理していた南雲さんだからこそ引き出せるのだろうし、南雲さんが作る料理が大好きな僕は懐かしい気持ちになった。
最初に美味しいハーブの香りが広がるのを感じて、ビールの作り手である南雲さんがえんちゃんをたてているような気がした。ひとくち飲むと思わず笑顔になってしまう優しい味のビールだ。
スタートと同時にみんなで乾杯をして、最初に飲んだメンバーが言った言葉。
他のメンバーも「わかるわぁ」と言いながら、回し飲みをしていき、ほろ酔い気分で野菜販売をした最高の1日だった。
僕らの活動から生まれるものはどれも、作った人の味を感じられるような気がしている。
食べものだけでなくて、絵や写真、デザインからも感じられる。
「〇〇さんの味がするね」と言って楽しめる仲間が周りにいることが嬉しいし、こういう豊かさを広げていけることが価値なんだろう。
POP-UP DAYも今回で8回目。だんだんとリピーターも増えてきて、楽しみに待ってくれている人たちもいる。10回、20回と続けていくとどれくらいの人たちに届けられるのだろうか。
南雲さんともこれから何度だって一緒に出展したいな。
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